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2022年9月の記事一覧

9月30日(金)給食

今日の献立は、ピザトースト、牛乳、彩り野菜スープ、プリンでした。

今日は「ピザトースト」が給食に登場しました。ピザはイタリアの料理ですが、ピザトーストは日本で考えだされた料理だそうです。日本でピザが高価だった1960年頃、東京の喫茶店でメニューに登場したのが始まりだとされています。給食では、具に玉ねぎ、ピーマン、ハム、マッシュルームを使い、具を炒め、トマトソース、塩、こしょうで味付けし、食パンにのせ、チーズをかけて、オーブンで焼きました。

9月29日(木)給食

 今日の献立は、栗ご飯、牛乳、厚焼き玉子のおろしかけ、豚汁でした。

 栗ご飯に使われている栗は、秋においしく味わう食べ物です。栗はおいしいだけでなく、この季節に必要な栄養を含んでいます。栗に含まれているビタミンCは、熱に強いので、加熱しても失われる量が少ないのが特徴です。日本だけでなく、世界のいろいろな国でも作られていて、食べ方もいろいろです。ご飯やスープに混ぜるほかにも、マロングラッセやモンブランなど、ケーキやデザートに栗を使うこともあります。

9月28日(水)給食

今日の献立は、黒パン、牛乳、おさかナッツ、ワンタンスープでした。

おさかナッツの中に入っているカシューナッツは、インド、アフリカ、ブラジルが産地で、そのまま食べるか、お菓子の材料として使われることが多いようです。その他、料理の炒め物などに利用されます。給食では、“鶏肉とカシューナッツの炒め物という料理や今日の給食の“おさかナッツ”という料理の中に入っています。カシューナッツには、疲れをとったり、おなかの調子を整えたりする働きがあります。

9月27日(火)給食

 今日の献立は、ご飯、牛乳、和風ハンバーグ、ポテトきんぴら、豆腐の味噌汁でした。

 和風ハンバーグのたれには、3種類のきのこが入っています。きのこは世界中で食べられ、栽培も盛んに行われています。また、しいたけやなめこ、えのきだけ、マッシュルームやエリンギなど様々な種類があります。特有の香りや旨味、歯ごたえに人気があり、健康への関心の高まりもあって、栽培はさらに増えています。旬は、9月~11月と3月~5月の2季です。現在のように、栽培されるようになったのは大正、昭和時代からです。人工的に栽培できるきのこの種類が増え、価格も安定して一年中出回っているので、使いやすい食品といえます。

9月26日(月)給食

 今日の献立は、コスタリカライス、牛乳、ベジタブルスープ、味付き小魚でした。

 コスタリカは、地球の反対側の南米にある小さな国です。「コスタリカライス」という料理はありませんが、コスタリカの家庭料理を給食用にアレンジしました。暖かい国なので、カレー粉や唐辛子などの香辛料をよく使い、野菜や果物がふんだんに入った料理が多くあります。

9月22日(木)給食

 今日の献立は、こぎつね寿司、牛乳、いかのかりん揚げ、なすの味噌汁、巨峰でした。

「こぎつねずし」の名前の由来は、稲荷神の使いであるきつねの好物に由来すると言われています。古くから、きつねの好物は、ねずみを油で揚げたものとされていました。そのことから、ねずみの代わりに豆腐の油揚げが稲荷神に供えられるようになり、豆腐の油揚げがきつねの好物とされるようになりました。給食では小さく切った油揚げを酢飯に混ぜ込んで作っているので、「こぎつねずし」という名前にしています。

9月21日(水)給食

今日の献立は、ご飯、牛乳、マスの辛味焼き、切干大根の炒め煮、相性汁でした。

「マス」はサケ化の魚です。日本ではサケといえばシロザケのことをいい、そのほかのサケ科の魚をマスと呼んでいます。マスは、ビタミンが豊富な魚です。特に、ビタミンDが多く含まれています。ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きがあります。また、まとめて摂った方が効果が出やすいといわれるビタミンB群も全て含んでいます。ビタミンB群は、成長を促したり、消化を助けたり、胃腸障害をやわらげたり、血液循環をよくしたりするなどの効果があります。

9月20日(火)給食

 今日の献立は、なめこおろしうどん(じごなうどん)、牛乳、さつまいもと大豆の甘からあげでした。

 なめこは、天然物と人工栽培のものがあります。天然物はたくさん採れないため、普通にお店で売られているものは人工栽培のものです。天然のなめこはブナやナラ、ケヤキなどの切株に群生し、味と香りが最高によいそうです。

 なめこ特有のぬめりは、たんぱく質の吸収を助け、胃や肝臓の粘膜を保護する働きがあります。また、コレステロールを下げたり、余分な塩分を体の外に出したりする働きもあります。

9月16日(金)給食

 今日の献立は、ご飯、牛乳、酢豚、わかめスープ、チーズでした。

 酢豚は、中国の広東地方で生まれた広東料理のひとつで、中国では、古老肉(グーラオロー)と呼ばれています。広東料理は素材の味を生かした特徴をもっています。酢豚も肉の臭みや脂を酢の酸味でさっぱりとさせ豚肉をおいしく食べられるように考えられています。

9月15日(木)給食

 今日の献立は、ひじきご飯、牛乳、きびなごカリカリフライ、いもの汁、冷凍みかんでした。

 今日、9月15日は「ひじきの日」です。ひじきには、骨や歯をつくるカルシウム、血液をつくる鉄分、腸の働きを助ける食物繊維などが非常に多く含まれています。体によいひじきをもっと食べて健康に長生きしてほしいと願いを込め、三重県のひじき協同組合で「ひじきの日」と決めたそうです。

9月14日(水)給食

 今日の献立は、ごはん、牛乳、さんまのかば焼き、もやしと小松菜のおひたし、ピリからみそ汁でした。

 さんまは秋が旬の魚です。漢字で書くと「秋」「刀」「魚」と書くようにさんまは刀のように鋭く、細長い魚なので、この漢字ができました。脂がたっぷりのった秋のさんまには、栄養もたっぷりあります。良質なたんぱく質、血液をつくる鉄分、粘膜を強くするビタミンA、骨や歯に欠かせないカルシウムと、その吸収をよくしてくれるビタミンDなどが多く含まれています。

9月13日(火)給食

 今日の献立は、野菜ラーメン(ホット中華めん)、牛乳、えびとポテトのからあげ、ミニトマトでした。

 えびは現在知られているだけでも約3000種あるといわれ、日本産のえびだけでも伊勢えび、車えび、大正えび、芝えびなど約700種あります。えびは、たんぱく質が豊富で、低脂肪なのでアスリートやダイエット中の人にはぴったりの食材です。

9月12日(月)給食

 今日の献立は、食パン、いちごジャム、牛乳、コーンサラダ、チリコンカンでした。

 チリコンカンは牛肉や豚肉と玉ねぎを炒めて、インゲン豆の水煮やトマト、ピーマン、チリパウダーなどを加えて煮込んだスパイシーな料理です。給食では大豆を使用しているため良質なタンパク質と鉄分をとることができます。また、ひよこ豆やレッドキドニーなどの大豆以外の豆を使ってもおいしくいただけます。

9月9日(金)給食

 今日の献立は、こうのとり伝説米のご飯、牛乳、さばの塩焼き、里芋そぼろ煮、お月見汁でした。

 明日は十五夜なので、今日はお月見にちなんだ給食でした。十五夜のお月見は、平安時代に中国から日本に伝わり、庶民の間に広がったのは江戸時代に入ってからと言われています。もともとのお月見の意味合いは、無事に稲を収穫できた喜びを分かち合い、感謝する日だったそうです。

9月8日(木)給食

 今日の献立は、ソフトフランスパン、牛乳、鶏肉のパプリカージュ、こふきいも、ウィンナーとレンズ豆スープでした。

 パプリカは苦みがほとんどなく、甘みがあるのが特徴の野菜です。完熟した赤パプリカの実を乾燥させ、種を取り出して、粉にしたものが「パプリカパウダー」で、今日のパプリカージュに使っています。

9月7日(水)給食

 今日の献立は、ひき肉ともやしのあんかけどん、牛乳、チンゲンサイのスープ、ハニーピーナッツでした。

 チンゲンサイは中国から伝わった野菜で、日本では30年ほど前から本格的に栽培されるようになりました。チンゲンサイの「チンゲン」は「茎が緑色」、サイは「野菜」という意味です。シャキシャキした歯ごたえがあり、色もきれいでくせがなく、炒め物、煮物、汁物などいろいろな料理に使われます。カロテンやビタミンC、ビタミンEが多いので、風邪や病気になるのを防ぐとともに、かかってしまったときにも早く治るように働いてくれます。

9月6日(火)給食

 今日の献立は、いなかうどん(じごなうどん)、牛乳、にんじんしりしり、こくとうむしパンでした。

 今日の給食に、沖縄県の郷土料理「にんじんしりしり」が登場しました。『しりしり』は沖縄の方言で、にんじんを千切りにすりおろす時の音「すりすり」を表しています。沖縄では大人から子どもまでみんなに親しまれている料理です。

 また、デザートは黒豆の入った黒糖蒸しパンでした。黒豆は、畑の肉と呼ばれる大豆と同じくらい、成長に必要なたんぱく質、カルシウム、鉄分を多く含んでいます。皮が黒いのが特徴で、これはアントシアニンという成分です。目の疲れを回復させる効果があります。

9月5日(月)給食

 今日の献立は、パエリア、牛乳、オムレツ、夏野菜スープ、冷凍みかんでした。

「夏野菜」は夏に収穫される野菜の総称です。夏野菜には、ほてった体を内側から、クールダウンする水分やカリウム、ビタミンなどの栄養素がたっぷり含まれています。夏野菜を積極的に食べて、暑さに負けない体作りをしていってほしいと思います。

9月2日(金)給食

 今日の献立は、ライスボールパン、牛乳、きのこスパゲティ、チキンナゲット、イタリアンサラダでした。

 今日のライスボールパンは、埼玉県産の「彩のかがやき」という米粉と小麦粉の一部に埼玉県産の「さとのそら」という種類を使っています。また、パンの真ん中には砂糖よりも粒が大きく、食感を楽しむことができる「ざらめ」がついています。今日は、モチモチしていてほんのり甘い、ライスボールパンを、みんなでおいしくいただきました。

9月1日(木)給食

 今日の献立は、トマトカレー、牛乳、こんにゃくいり海藻サラダでした。

 今日は給食初登場のトマトカレーライスです。これはお隣の北本市で2011年に北本のご当地グルメ開発コンテストで優秀賞になり、その年の第9回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で見事優勝し、その後何年にもわたりB級グルメ大会やカレー大会で上位に入っているものです。北本市では大正時代末期から昭和18年ごろまで全国に「石戸トマト」と名を響かせたとても珍しいトマト産業がありました。  

 当時の日本ではまだトマトを食べる習慣がなく、種をアメリカに輸出するためだけに作られていました。今では数軒の農家がトマトを作っているだけですが、当時の産業を思い出すとともにトマトで町おこしをするために考えられたものです。